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FAQ(よくある質問と回答)

対応バージョン

本資料の内容は、次の製品およびバージョンに対応しています。但し、文章内は、一部の製品を例に記載しています。

質 問

外張断熱(付加断熱)の場合の断熱仕様を設定したい
既定の面積比率を用いる設定で、「軸組構法 外壁 充填+外張り断熱 縦下地」を選択して構成を設定したいが、どのように設定したらよいでしょうか

回 答

外壁一般部のシステム定義に登録されている「外壁 高性能グラスウール16K 105+50㎜」の断熱仕様を例に、各部の設定を説明します。

「外壁 高性能グラスウール16K 105+50㎜」では、規定の面積比率を用いる構成で「軸組工法 外壁 充填+外張断熱 縦下地」を選択しています。


「軸組工法 外壁 充填+外張断熱 縦下地」では、面積比率が異なる①充断+外断、②充断+外下地、③構造+外断、④構造+外下地の4つの断面構成に分かれます。

それぞれの断面を構成する各部分の略称は、充断:充填断熱材、外断:外張付加断熱材、外下地:外張付加断熱層内熱橋部、構造:構造部材等(柱、間柱、筋違等の熱橋部)です。
それぞれの断面構成に対応する位置は、以下のようになります。

「外壁 高性能グラスウール16K 105+50㎜」における各部分に対応する部材は

充断 ⇒高性能グラスウール断熱材 16K相当(厚さ:105mm)
外断 ⇒高性能グラスウール断熱材 16K相当(厚さ:50mm)
外下地⇒天然木材(厚さ:50mm)
構造 ⇒天然木材(厚さ:105mm)

となり、面積比率が異なる断面に対応する位置で構成される材料は

①充断+外断 :せっこうボード、高性能グラスウール断熱材 16K相当(厚さ:105mm)、
高性能グラスウール断熱材 16K相当(厚さ:50mm)
②充断+外下地:せっこうボード、高性能グラスウール断熱材 16K相当(厚さ:105mm)、
天然木材(厚さ:50mm)
③構造+外断 :せっこうボード、天然木材(厚さ:105mm)、
高性能グラスウール断熱材 16K相当(厚さ:50mm)
④構造+外下地:せっこうボード、天然木材(厚さ:105mm)、天然木材(厚さ:50mm)

となります。
せっこうボードはすべての部分に共通で含まれます。
※せっこうボードなどの内装下地材は、横架材間(土台を含む)に隙間なく施工した場合に限り、算入することができます。

この「外壁 高性能グラスウール16K 105+50㎜」と似た断面構成で、この仕様を利用して独自の断熱仕様を登録したい場合は、この仕様を複写してユーザー定義に追加し、断熱仕様名を変更の上、内容を編集してご利用ください。
構成材料の変更等の内容の編集方法をについては、こちらをご覧ください。
また、独自の断面構成で新しく設定したい場合も、上記の「断熱仕様を追加する方法は?」をご覧ください。

【参考】
柱・間柱間断熱(充填断熱)+外張付加断熱の場合、規定の面積比率を用いる構成は、付加断熱層内の熱橋部が横下地と縦下地の場合があり、それぞれの断面構成の面積比率が異なります。

 
【出典】
一般社団法人 日本サステナブル建築協会「住宅・建築物 省エネルギー基準」

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